これは知人のY氏から聞いた話です。
知人は某中古ショップで働いています。
そのショップは本やゲーム、ホビーなどを扱っています。
同時に買取もやっていて様々な客が訪れるそうです。
記事の目次
1 新商品が発売されると必ず買う客
そのショップは中古の商品だけではなく新品の商品も取り扱っています。
新品の商品はゲームを中心に取り扱っているそうです。
ゲームは人気タイトルが出ると朝から行列ができて大変だといっています。
その中に毎回ならんで買う客がいるそうです。
「よっぽどゲーム好きか、転売でもしているのでしょ?」
と聞いたところY氏は違うといいます。
高額のSwitchやPS4の人気商品が出たらまとめ買いするといいます。
それをクレジットカードで買うと言うのです。
クレジットカードで買い物をするとポイントが還元されたりするカードもあるので
この時点では私は「ゲーム好きのポイントマニアか?」ぐらいに思っていました。
2 クレジットカードで新商品のNintendo SwitchやPS4を大量に買う客
Y氏 「大量に買ったSwitchやPS4はどうすると思います?」
私 「ポイントゲットして転売で高く売るのでしょ?」
Y氏 「違いますよ。売るのですよ。」
私 「えっ?あってますよね。転売するのでしょ?」
Y氏 「転売ではなくて、すぐに私共に売るのですよ。」
私 「えっ?どういうことですか?」
Y氏 「買取させるわけです。」
Y氏の話によると買ったばかりのSwitchやPS4をそのまま買取に出す客が
何人もいるという。
私がそのまま買取に出したら下取りは安くなるので損じゃないか?と聞き返しました。
Y氏が言うにはそういった客はそれでいいらしいのです。
その人達は必ずパチンコやスロット、競馬や競艇などのギャンブルに
はまっていてお金に困っているそうです。
下取りに出したSwitchなどが買った値段よりも安く買い取られても現金が受け取れる為、
このような行為を行っているそうです。
同じ店で買ってすぐに売るのは難しいらしく、新品を買ってすぐに違う店で買取に出し売り
飛ばすようです。
その為、人気商品が発売されると買う人の行列が出来る様に
同時に人気商品の買取も大量にあり行列が出来るそうです。
3 クレジットカードのリボ払いを利用する客
人気商品を大量にクレジットカードで買う客。
そしてそれをすぐさま売りに出し現金を受け取る客。
私 「下取りで損してまで現金が欲しいなんてよっぽど困っているんですね?」
Y氏 「それだけじゃないのですよ。」
損をする事が理解しがたいのにそれだけではないとY氏は言う。
Y氏 「すべてリボ払いにしてます。かえせる最小単位で。チミチミと。」
下取りで損した上にリボ払いの手数料まで取られてさらに損を重ねる。
どこまでお金に困っているのやら。
私 「新品のプレミアム商品をかって転売したら損しなく済みそうなのに。」
Y氏が言うにはその人達にはそういった事にはいっさい興味がないとの事。
そんな知識があれば、こういった事には手を出さないそうです。
一刻も早く現金が欲しいらしい。
そしてこの人達は何枚もクレジットカードをもっていて限度額いっぱいまで
買い物してすべてリボ払いにするという。
そのうち1つのカードが限度額いっぱいになり使えなくなると新しいカードを使い
それが使えなくなるとまた新しいカードを使うという自転車操業をしているようです。
Y氏の店でもゲーム機の購入をクレジットカード払いでし限度額まで使い切っている人を
何人もみているそうです。
レジ店員 「カードが使えないみたです。」
クレジットカード客 「カード会社に聞いてくるから、そのゲーム機を残しておいて」
そう言って店の外へ電話をしにいった人は2度と店には帰ってこないそうです。
店員もなれっこになっていてその客は帰ってこない事がわかっているので、
1時間もすれば残しておいたゲーム機を売り場に戻すそうです。
4 クレジットカードの落とし穴
この話を聞いて私は深いため息をついた。私自信もリボ払いが残っている。
Y氏 「この人達はもう金銭感覚がないのです。」
私は深く同意した。
そしてクレジットカードの落とし穴にはまっている自分自身を振り返った。
Y氏 「クレジットカードは打ち出の小槌ではない!」
まさしくそのとおりであります。
クレジットカードは大変便利だが使い方をまちがえると危険です。
リボ払いという落とし穴にはまってしまいます。
手数料を取り続けられるのです。
支払い終わるまで半永久的に。
5 クレジットカードの闇から抜け出す為に
私はY氏の話を聞き心の中で手をあわせた。
気づかせてくれてありがとうございます。
そしてこの闇から必ず抜け出すと誓った。
1 クレジットカードは使わない。
2 リボ払いの返す額を増やす。
クレジットカードの返済を早く終わらす為
実際に私はこの方法で1つのカードは完済しました。
もう1つのカードも完済間近です。
1 使わない事で返す額は確実に減っていく。
2 返す金額を増やし無駄な手数料を多く払わないようにする。
2つとも簡単な方法だが確実に返済は減っていく。
しかしヒモジイ思いや情けない思いは何度もしている。
闇から抜け出せるならこれぐらいは仕方がありません。
6 キャッシュレスが進む日本
キャッシュレスを政府が打ち出しています。
2027年までに4割を目指すという。
決済手段としては有効なので期待はしています。
しかし安易にクレジットカードを使う事や、LINE PayやPayPayを
クレジットカードと連携するのは一旦考えたいところです。
支払いを管理できなくなってしまっては意味がありません。
先述したクレジットカードの限度額まで使いきる客と同じ事がおこりえます。
しっかりと管理しなければいつでも落とし穴にはまってしまう危険性があります。
キャッシュレスを前にお金の管理をきっちりとし有利になるようにその時を待ち準備
していきたいと思います。